安心して子どもを生み育てられる環境の実現に向けて

山口県知事
山口県知事
 山口県知事の村岡嗣政です。
 本県では、子どもや子育てを社会全体で愛情をもってやさしく見守り、支援する取組の積み重ねが、風土や住みよさとして世代を超えて受け継がれていく、山口県らしい「子育て文化」の創造を目指して、平成19年10月に、「子育て文化創造条例」を制定しました。
 この条例に基づき、これまで、子育て支援の輪を広げる「やまぐち子育て県民運動」を展開し、「子育て家庭への支援の充実」や「職業生活と家庭生活との両立支援」など、子どもや子育て家庭を支える環境づくりに取り組んできましたが、依然として少子化に歯止めがかからない厳しい状況にあります。
 少子化の進行は、地域活力の低下等、県民生活の全般に深刻な影響を及ぼすことから、私が目指す、県民の皆様に「山口県に生まれて良かった」と思っていただける「活力みなぎる山口県」を実現するためにも、子育て支援・少子化対策を一層強力に進める必要があると考えています。
このため、私は、企業も巻き込みながら、県民総参加により、安心して子どもを生み育てられる環境づくりを進め、本県の未来を担う子どもたちの成長をしっかりと支えていきたいと思います。
 私は、2人の子どものいる現役の子育て世代です。子育て世代の代表として、自らが先頭に立って、子どもの気持ちや親の思いを大切にし、子育て同盟の各県知事とも連携・協力しながら、少子化という困難な壁を突破し、山口県の未来を切り拓けるよう、全力を尽くしてまいります。