少子化対策の抜本強化に向けて

高知県知事
高知県知事
 私は、少子化の問題には大変強い危機感を抱いており、「子育て同盟」としての活動はもちろん、全国知事会の次世代育成支援対策PTリーダーとして、少子化対策の抜本強化を全国に発信していくとともに、国に対しても、積極的に声を上げていきたいと考えています。
 そのうえで特に重要な点は、待機児童の問題や未婚化・晩婚化の問題など、地域が抱えている課題は様々であり、それぞれの地域の実情に合った対策を講じていくことが必要だということです。
 このため高知県では、未婚率や初婚年齢の上昇などを重点課題に位置付け、若い方々の出会いの機会づくりや、総合的な結婚支援を行う相談窓口の設置など、未婚化・晩婚化対策の強化に向けた取り組みを進めています。
 さらに、結婚から子育てまでのライフステージ全般を取り巻く様々な悩みに対し、ワンストップで情報提供を行う窓口の設置に取り組み、結婚や子育てを取り巻く様々な不安の解消につなげていきたいと考えています。
 結婚を希望する方々が希望を叶え、安心して、理想の数の子どもを育てていける環境づくりを目指して、同じ思いを持つ子育て同盟の皆様とともに、地域の実情に応じた独自の対策を着実に推進していきます。