取組紹介

鳥取県中山間地域市町村保育料無償化等モデル事業について ,

内容

 

1 背景

 (1)中山間地域での過疎化・少子化が進行 ⇒ 少子化対策・移住定住対策が必要

    【参考】県の人口推移(単位:人)

  2010年 2015年 2020年 2015年 2030年 2035年 2040年
県全体 588,667 567,193 544,484 519,861 494,364 468,146 441,038
モデル事業実施合算 (若桜、三朝、大山、日南、日野、江府の6町) 40,963 37,414 34,114 30,941 28,033 25,347 22,804

 

 (2)出産・子育てについては、「経済的理由」が大きく影響

    【参考】本県における少子化対策に係るアンケート結果 抜粋(2012年実施)

         「出産に当たり考慮に入れたことは?(複数回答可)」という質問結果

          ・「妊婦健診の助成」「児童手当」「小児医療費助成」といった経済的支援があることが上位

          ・出産した子どもが多いほど、以下のとおり「保育料軽減」を理由に挙げる方の割合が高い

1人目

  14.4%

2人目

  25.1%

3人目

  40.8%

 

2 事業の概要

 (1)予 算 額  43,300千円

 (2)実施主体   市町村

 (3)補助要件

①対象地域

鳥取県中山間地域振興条例で定める中山間地域

②補助率

市町村が定める保育料基準額から、市町村が実際に軽減等を行う額の1/2

※ 国の保育料軽減制度は先に適用し、県の既存保育料軽減制度との併用は行わない。

3 実施状況

  平成26年度では、6町(若桜、三朝、大山、日南、日野、江府)で実施(完全無料化は若桜町のみ)

 【市町村別無償化・軽減パターン一覧】

区 分

開始

時期

  保育料の無償化・軽減の内容

概算額(単位:千円)

第1子

第2子

第3子以降

所要額

A

県補助

A÷2

ケース 1 

(第3子以降の軽減等実施)

H26.4

大山町

 

 

<0、1歳児>1/3

<2歳児以上>無償

20,872

10,436

ケース 2

(第2子からの軽減等実施)

三朝町

 

1/2

無償

16,180

8,090

ケース 3

(第1子からの軽減等実施)

日南町

1/2

1/3

無償

13,467

6,733

H26.7

日野町

2/3

1/3

無償

(給食費相当分徴収)

4,700

2,350

ケース 4

(第1子から無償化実施)

H26.4

江府町

無償

(給食費徴収)

無償

(給食費1/2徴収)

無償

10,000

5,000

若桜町

無償

無償

無償

9,000

4,500

合 計

(  )はH26当初予算額

74,219

37,109

 (43,300)

 

3 無償化した市町村の住民の声

  ○今回の保育料無償化は3人目も考える要因になり、歓迎したい

  ○子育ての他の経費にまわすことができて、非常にありがたい。(江府町)

  ○無償化はきっかけであり、移住定住策として、各保育園の特徴を出していくことが必要(若桜町)

 

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